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Yoshi@Cape Town

Author:Yoshi@Cape Town
 
「Capetonianな暮らし」 ブログへようこそ!

南アフリカ共和国ケープタウン市に在住するCapetonian(ケープトニアン)です。観光ガイドもしております。こちらでは「Yoshi」と呼ばれています。1964年生まれ。岐阜県出身。東京にも30年くらい住んでいました。

自然の中で遊ぶことが好きで、日本では乗馬、ボートクルージング、魚釣り、パラグライダー、マイクロライトプレーンなどもしていました。こちらではあちこちにトレッキングルートがあるので、トレッキングも始めたいなと考えています。

皆さんからのご質問、コメント 楽しみにしています。

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ケープ半島 ⑨
◆セントジェームズ(St James)

1840年頃からフォルス湾にやってきたフィリピン人たちは、漁師として漁業に携わり、漁業の中心であったコークベイ(Kalk Bay)周辺に住み始めました。

1910年当時のKalk Bayビーチの様子
※1910年頃のコークベイビーチの様子
(Manila Stepsの案内板より)

また、フィリピンは当時スペインの植民地で、フィリピン人の多くは敬虔なキリスト教徒(カトリック)でもありました。

彼らは日曜日になると、教会が一番近くにあるサイモンズタウン(Simon’s Town)まで船に乗って行き、聖シモン・アンド・ジュード教会(Saints Simon And Jude Catholic Church)で礼拝を行っていました。

Saints Simon and Jude Catholic Church
※サイモンズタウンの聖シモン・アンド・ジュード教会

それを知ったケープの大司教パトリック・グリフィス(Patrick Griffith)は不便(ふびん)に思い、彼らが住む地域にカトリックの礼拝所を建設する土地を与えてもらえないかと、植民地総督のジョージ・グレイに嘆願しました。
この嘆願は了承され、礼拝所としてのみ使用することを条件に現在のセントジェームズ(St James:ミューゼンバーグとコークベイの間)の一角の小さな土地が与えられました。
礼拝所は1858年10月5日に建設が始まり、スペインの守護聖人である聖ヤコブ(Saint James)という名前が与えられて、フィリピン人たちはこの礼拝所を使用するようになりました。

最初のSt James Roman Catholic Church
※ セントジェームズにあった最初の教会
(Manila Steps案内板より)

1880年代に入って、コークベイまで鉄道が延び、海水浴のリゾート地としてミューゼンバーグやコークベイに人が集まり、富裕層が別荘地を建て始めたことで、ミューゼンバーグとコークベイの間に新しい駅を建設する話が持ち上がりました。

鉄道当局は、新しい駅を礼拝所のある場所に建設しようと考えました。

当時の礼拝所の神父であったジョン・デュイナン(John Duignam)神父は反対しましたが受け入れられず、代わりとして教会を建てるための新しい土地を与えてもらうことと、駅名を礼拝所の名前(St James)にするという条件で駅の建設を受け入れました。

St James駅
※現在のSt James駅

新しい教会は、1900年8月12日に礎石が敷設され、フィリピン人たち自らが裏山から石を切り出して建てられました。

新しくできた教会は、セントローレンス・カトリック教会(St. Lawrence Catholic Church)という名前になり、現在は修道院学校も運営されています。

St Lawrence Catholic Church
※現在のセントローレンス・カトリック教会



駅の完成後、1903年に駅近くの海岸に更衣小屋とタイドプールができ、子供連れ家族に人気の場所となりました。

St Jamesのタイダルプールと更衣小屋
※現在のSt Jamesのタイダルプール

現在でもこのカラフルな色の更衣小屋は人の目を引き、ガイドブックなどにも写真が使われています。
(2020年8月にこの更衣小屋で火災が発生し、焼失する事件がありました)

道路からの眺め St Jamesのタイダルプールと更衣小屋
※メインロードからの眺め

海岸線を走るメインロード(M4)からも更衣小屋を見ることができるので、喜望峰やペンギンコロニーに向かう途中、注意して見ていてくださいね。
(南に向かう車線でHeytor Roadとの交差点あたりから見れます)


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テーマ:南アフリカ - ジャンル:海外情報

ケープ半島 | 17:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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