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Yoshi@Cape Town

Author:Yoshi@Cape Town
 
「Capetonianな暮らし」 ブログへようこそ!

南アフリカ共和国ケープタウン市に在住するCapetonian(ケープトニアン)です。観光ガイドもしております。こちらでは「Yoshi」と呼ばれています。1964年生まれ。岐阜県出身。東京にも30年くらい住んでいました。

自然の中で遊ぶことが好きで、日本では乗馬、ボートクルージング、魚釣り、パラグライダー、マイクロライトプレーンなどもしていました。こちらではあちこちにトレッキングルートがあるので、トレッキングも始めたいなと考えています。

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ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ③
テーブルマウンテンやライオンズヘッドなどの山が特徴的な形をしているのは、山を構成する岩石(地層)が関係しています。
太古の昔から長い年月をかけて形作られ、現在のような山ができました。
テーブルマウンテンやライオンズヘッドに行った際は、足元の岩石にも目を向け、どうやってこのような形をした山ができたかを想像してみるのも面白いですよ。

また、それらの岩石(地層)があることによって、過去にちょっとした出来事もありました。


◆採石場
シグナルヒルの斜面には、窪んだ場所がいくつかあります。

シグナルヒル 採石場跡

かつてキャッスル(Castle of Good Hope)を建設する際、ここは材料となる石を採った採石場の跡です。
シグナルヒルは、マームズブリー層群(Malmesbury Group)という地層に属し、泥砂岩(頁岩)でできています。
頁岩は薄い板状に割れるので、城壁面や歩道、屋根などに使われました。

キャッスルの城壁に使われている頁岩

頁岩のほかに、テーブルマウンテンの麓からは花崗岩も採られて建設材料として使われました。
(ライオンズヘッドの下層とテーブルマウンテンの下層は、花崗岩でできています)

オランダ東インド会社が入植し始めた当時は、ケープにいる人(労働者)が少なかったため、オランダ東インド会社の社員だけでなく、元々この地域に住んでいた先住民(Khoi-Khoi人)、食料補給のためにケープに立ち寄った船の船員など、男も女もみんな駆り出されて石を運んだそうです。
また、労働者の士気を高めるために、指揮した長官やその奥さんも石を運ぶのを手伝いました。
とは言っても、長官は12カゴ分、奥さんは6カゴ分だけだったそうです。

◆ゴールドラッシュ?
1886年3月に、現在のヨハネスブルクで大規模な金鉱脈が発見され、ゴールドラッシュが始まりましたが、その年の9月9日(木)のCape Timesという新聞にも、ある記事が掲載されました。

「ライオンズヘッドの麓に熱心な仲間がいて、彼が少量の金を手に入れた」

この記事を始まりにし、ライオンズヘッドで金を採掘しようとライオンズヘッド・ゴールド鉱山会社(Lion's Head Gold Mine Co.)という名前の会社が設立されようとしました。
しかし、ヨハネスブルクの金鉱のほうがはるかに規模が大きく、資本家の資金のほとんどがヨハネスブルクに流れてしまったので、会社設立のための資金が集まらず、結局のところ会社を設立することもできず採掘もされませんでした。
ライオンズヘッド周辺には、確かに金鉱脈はあるようですが、鉱山開発がされず自然のままの景観が残ったので、逆に良かったのかもしれません。
(試掘された穴は、すでに埋め戻されています)

現在、ライオンズヘッドとシグナルヒルはテーブルマウンテン国立公園の中に含まれており、穴を掘ることはもちろん、石を持ち帰ることも禁止されています。

◆地質
ライオンズヘッド/シグナルヒルは、大きく分けて4つの地質で構成されています。

ライオンズヘッドとテーブルマウンテンの地層

●シグナルヒル

マームズブリー層群の岩

マームズブリー層群(Malmesbury Group)
ケープ周辺では一番古い年代の地層で、5億6千万年前に砂や泥が堆積してできた泥砂岩(頁岩)です。
砂や泥が堆積したということは、その時代はケープ一帯が海の中に沈んでいたということです。
濃い灰色の泥岩と明るい色の砂岩があります。

●ライオンズヘッド山麓

ケープグラナイトの岩

ケープグラナイト(Cape Granite)
5億4千万年前にマームズブリー層群にマグマが貫入し、地下深くでゆっくり時間をかけて冷え固まってできた花崗岩(バソリス)です。
この時代のケープ一帯は地下深くに沈んでいたんですね。

ライオンズヘッドとテーブルマウンテンを北端に、南はケープ半島一帯にバソリスが広がっています。

●ライオンズヘッド中腹

グラーフウォーター層の岩

グラーフウォータ層(Graafwater Formation)
この地層は5億2千万年前に細かい砂や泥が堆積してできた地層です。
この地層はマームズブリー層群とケープグラナイトの上に水平に堆積しています。
マームズブリー層群とケープグラナイトの上面が平らだったということは、この地層ができる前、一旦地表に押し上げられ、上面が平らに削り取られたと考えられます。

この地層は赤茶色からピンク色をしていて、ライオンズヘッドでは50mほどの厚みしかありません。

●ライオンズヘッド頂上

テーブルマウンテン砂岩の岩

テーブルマウンテン砂岩(Table Mountain Sandstone)
(または、ペニンシュラ層:Peninsula Formation)
この地層もグラーフウォータ層と同時期の5億2千万年前(グラーフウォータ層より少しあと)に形成された小石の入った砂岩層(珪岩)で、薄い灰色(白っぽい色)をした硬い地層です。
そのため浸食されにくく、切り立った崖ができました。
岩を見るとサイコロ状に亀裂が入って、一つ一つが大きいです。

グラーフウォータ層とテーブルマウンテン砂岩は現在でも水平に地層が広がっていますが、ケープの東にあるケープフォールドベルト(Cape Fold Belt)と言われる山脈地帯では、地面が圧縮されて地層が縦方向に折りたたまれ、波打つような状態になっています。
(テーブルマウンテンやシグナルヒルの上から東に見える山脈は、ケープフォールドベルトの一部です)

ケープフォールドベルト

テーブルマウンテンの特徴的な形(テーブルのような平らな山頂や切り立った崖)もこの地層により形成されました。



※地層の年代は、情報によってまちまちなので、GATEWAY GUIDES社のリーフレット(Table Mountain)を参考にしています。


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テーマ:南アフリカ - ジャンル:海外情報

ライオンズヘッド | 17:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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