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Yoshi@Cape Town

Author:Yoshi@Cape Town
 
「Capetonianな暮らし」 ブログへようこそ!

南アフリカ共和国ケープタウン市に在住するCapetonian(ケープトニアン)です。観光ガイドもしております。こちらでは「Yoshi」と呼ばれています。1964年生まれ。岐阜県出身。東京にも30年くらい住んでいました。

自然の中で遊ぶことが好きで、日本では乗馬、ボートクルージング、魚釣り、パラグライダー、マイクロライトプレーンなどもしていました。こちらではあちこちにトレッキングルートがあるので、トレッキングも始めたいなと考えています。

皆さんからのご質問、コメント 楽しみにしています。

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ケープが登場する作品
◆ケープが登場する作品
オランダ東インド会社が1600年代半ばに食糧補給基地としてケープに入植してからしばらくの間、ヨーロッパの人たちにとってケープは帆船で何か月もかかる遠い遠い未知の存在でしたが、イギリスが植民地化した1800年代に入ると、ヨーロッパで書かれた小説などにケープに関わるものが登場するようになったので、その頃にはケープの存在はヨーロッパに広く知れ渡っていたのかなと思われます。

今回は、ケープに関わるものが登場する1800年代のヨーロッパの小説などを紹介していきます。

◆エドウィン・ドルードの謎(チャールズ・ディケンズ著)
1812年イギリス生まれの小説家 チャールズ・ディケンズ(Charles John Huffam Dickens)の推理小説で、この作品の執筆中に彼が亡くなって(1870年)しまい、また彼がどのようにこのストーリを終わらせようとしたのかも残っていなかったために、未完成のままになった小説です。

この小説は、クロイスターハムという大聖堂のある町に住む、エドウィン・ドルードがクリスマスの朝に姿を消し、エドウィンを取り巻く人たちの誰かに殺害されたのではないかと推理していくストーリです。
ある日ネヴィルが酔っ払って居候先に帰宅した事件について、居候先のクリスパークル氏と事件で恥ずかしい思いをした彼の母親が口論している最中、クリスパークル氏が落ち込んだ様子を見た母が元気づけのためにコンスタンシア・ワインを台所の戸棚から出してきました。

小説が未完成であるため、著者の死後、多くの人が続きを推理して、小説や映画、演劇などが創作されました。

エドウィン・ドルードの謎 表紙

コンスタンシア・ワイン① _ エドウィン・ドルードの謎 コンスタンシア・ワイン② _ エドウィン・ドルードの謎
※エドウィン・ドルードの謎(白水Uブックス)より

◆さかしま(ジョリス=カルル・ユイスマンス著)
1848年フランス生まれの小説家 ジョリス=カルル・ユイスマンス(Joris-Karl Huysmans)の1884年の作品です。

主人公のフロレッサス・デ・ゼッサント(Floressas des Esseintes)は、貴族出身の神経質な独身男で、17歳に両親を失います。
両親の財産を受け取り、様々な階級の人々と交際し遊びつくした挙句、そうした生活に飽きて俗世間から逃れて郊外の一軒家に引きこもり、人工的な楽園を作って生活し始めたのでした。
雨の降る寒い日から一足飛びにギラギラした焼けつくような日に変わり、暑さに弱い彼が吐き気を催し食欲を失って苦しむ中、少しでも口に入れようと1枚のビスケットを浸しながらコンスタンシア・ワインを飲みます。

さかしま 表紙 コンスタンシア・ワイン _ さかしま
※さかしま(河出文庫)より

◆悪の華(シャルル=ピエール・ボードレール著)
1821年フランス生まれの詩人 シャルル=ピエール・ボードレール(Charles-Pierre Baudelaire)の代表作の一つです。

彼は6歳の時に実父を失い、年少期は養父の勧めで法律の勉強をしましたが、彼自身は文学に興味を持っていました。
彼は法律を学んだ学生時代、売春宿に通うなど放蕩な生き方をしたため、養父が心配し改めさせるために、強制的に彼をインドへの旅をさせました。
しかし、彼は嫌気がさして、途中のモーリシャスからパリに引き返してしまいました。(その旅の途中、ケープにも立ち寄りました)
パリに戻った後、亡き実父の遺産を引き継ぎましたが、放蕩な生活を続けて住居を転々とし、財産のほとんどを使い果たして、生涯困窮した生活を過ごしました。

「悪の華」のほとんどは、パリに戻った後に過ごしたサン・ルイ島(セーヌ川の中州)で書きました。
「サレドナオ足リズ」(sed non satiata)という作品の中にコンスタンシア・ワインが登場します。

ボードレール全集 表紙 コンスタンシア・ワイン _ ボードレール全集
※ボードレール全集 I(人文書院)より

◆分別と多感(ジェイン・オースティン著)
1775年イギリス生まれの女性小説家 ジェイン・オースティン(Jane Austen)の1811年の作品で、知性があり自制心の強い「分別」のある姉 エリナと、情熱的で「多感」な妹 マリアンの姉妹を中心とした恋愛を描いた小説です。

ジェニングズ夫人に招待されロンドンに滞在していたエリナとマリアンが、マリアンと結婚するものと信じていたウィロビーが他の女性と一緒にいるところを発見し、マリアンは失意のどん底に落ちますが、それを見かねたジェニングズ夫人が彼女を元気づけようと、コンスタンシア・ワインを与えようとします。

分別と多感 表紙 コンスタンシア・ワイン _ 分別と多感
※いつか晴れた日に 分別と多感(キネマ旬報社)より

◆ラドヤード・キップリング
当時イギリス領だったインドで1865年に生まれたイギリス人小説家 ラドヤード・キップリング(Joseph Rudyard Kipling)は、ジャングルブックという童話で知られていますが、1900年前後に南アフリカに定期的に滞在したこともあり、南アフリカを舞台(題材)にした詩や小説を書いています。

「どうしてゾウの鼻は、長いの?」(The Elephant's Child)という童話があり、子供の頃読んだ記憶がありますが、南アフリカを舞台にした作品だとは知りませんでした。

●どうしてゾウの鼻は、長いの? / どうしてヒョウの体には、テンテンもようがついてるの?

キプリング童話集 _ 表紙

どうしてゾウの鼻は、長いの? _ キプリング童話集 どうしてヒョウの体には、テンテンがついてるの? _ キプリング童話集
※キプリング童話集(アノニマ・スタジオ)より

●ミセス・バサースト
この物語はケープのサイモンズ湾で、主人公が次の汽車を待つ間に偶然会った友人たちとの、失踪した軍人についての噂話を描いたストーリだそうです。
しかし私には難しくて、ただのとりとめのないおしゃべりにしか思えませんでした。

キップリング短編集_表紙

ミセス・バサースト① _ キップリング短編集 ミセス・バサースト② _ キップリング短編集
※キプリング短編集(岩波書店)より

●あの花(The Flowers:詩集The Seven Seasより)
イギリス人が身近なイギリスの花に親しみを持つように、イギリス帝国内の他の国にいるイギリス人もその地の花を愛していることを伝えようと、第1節はイギリス、第2節はカナダ、第3節は南アフリカ、第4節はオーストラリア、第5節はニュージーランドをテーマにして書かれています。

The Flowers : キップリング詩集 The Seven Seasより
https://en.wikisource.org/wiki/The_Seven_Seas/The_Flowers より



普段ビジネス系・自己啓発系・科学技術系の本はよく読みますが、慣れない小説を読むのは私にとって結構大変でした。
もし興味がありましたら読んでみてください。




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ワインランド ⑱
◆見どころ(パール/ウェリントン)②

●アフリカーンス言語博物館(Afrikaans Language Museum)

Afrikaans Language Museum 外観

この建物は、1860年頃にパールのワイン農家だったギデオン・マルヘルブ(Gideon Malherbe)氏によって建てられたジョージアン様式の住居です。
1階はマルヘルブ家族が暮らしていた当時の様子をできる限り再現するよう、実際に使っていた家具や装飾品、道具などが展示されています。

Afrikaans Language Museum 一階展示物① Afrikaans Language Museum 一階展示物②

マルヘルブ氏は、アフリカーンス語の普及を目指して1875年に真のアフリカーナー協会(Genootskap van Regte Afrikaners)というグループをこの家で結成し、聖書のアフリカーンス語への翻訳や、アフリカーンス語月刊誌や辞書の出版などの活動を始めました。
その時使用していた印刷機も展示されています。

Afrikaans Language Museum 印刷機 Afrikaans Language Museum 月刊誌

1652年にオランダ東インド会社がケープに食糧補給基地を置いて以来、ケープではオランダ語を共通言語として使うよう、会社が命じていました。
1806年からイギリス植民地になったことで英語が公用語になりましたが、それまでにケープに移り住んでいたヨーロッパ人たちは英語を話すことができず、条件の良い職を得られなかったことや、もともと農業で生計を立てていたため、多くが貧しい生活をしていました。
また、彼らが使っていたオランダ語も、アジアや他のアフリカ地域から連れてこられた人たちの言葉と混ざりあい、アフリカーンス語へと変化していきました。

マルヘルブ氏らは、イギリス植民地の中で、かつてボーア人(ブール人:Boer)と呼ばれていたアフリカーナーの反イギリス感情と地位奪還の考えを持ち、アフリカーンス語の普及を目指しました。
※ボーア人(ブール人:Boer)は、オランダ語で「農民」という意味で、オランダ東インド会社の植民地時代に移住し農地開拓していったヨーロッパ人たちのことを示していましたが、イギリスの植民地化後、植民地政策への反発により、(イギリス人とは違う)アフリカ生まれの白人という民族意識・思想を持ち、「アフリカーナー」という呼び方に変わっていきました。

博物館2階には、アフリカーンス語に関する紹介・展示がされています。

Afrikaans Language Museum 二階展示物① Afrikaans Language Museum 二階展示物②

***** 基本情報 *****
・開館日:月~金曜日(日祝日、クリスマスから年始まで休み)
・開館時間:8:30~16:45
・入館料:20ランド(大人) 10ランド(小人)
・webサイト:http://www.taalmuseum.co.za/museum-in-english/

●アフリカーンス言語モニュメント(Afrikaans Language Monument)

Afrikaans Language Monument 外観

このモニュメントは、真のアフリカーナー協会(Genootskap van Regte Afrikaners)が設立して100周年を記念して、1975年に建設されたものです。
形の違った塔のようなものがいくつも立っていますが、それぞれ意味があるようです。
一番高い塔はアフリカーンス語で、その元となったヨーロッパ系の言語(階段の左側)、アジア系の言語(階段途中の柱)、アフリカ系の言語(右の壁の裏にある丸いドーム)が融合して一番高い塔(アフリカーンス語)へと昇華されたという意味があるそうです。

Afrikaans Language Monument 案内図 Afrikaans Language Monument モニュメント説明板

パール山の中腹にあるので、見晴らしもいいです。
また、食事もできるカフェもあるので、風景を楽しみながらコーヒーや食事をするのもいいところです。

Afrikaans Language Monument 見晴らし Afrikaans Language Monument カフェ

***** 基本情報 *****
・開場日:毎日(12月25日と1月1日を除く)
・開場時間:8:00~16:45(最終入場:16:15)
・入場料:40ランド(大人) 10ランド(小人)
・webサイト:http://www.taalmuseum.co.za/english-2/

●ウェリントン博物館(Wellington Museum)

Wellington Museum 外観

この博物館では、ウェリントン周辺の地質や植生の紹介から、先住民であったコイサン人の生活の様子、ヨーロッパ人たちがドラケンシュタインに入植し始めた1600年代終わりからの町の様子などを紹介しています。

Wellington Museum 先史時代 Wellington Museum 町の歴史

ウェリントンから山脈を越える峠道(Bain’s Kloof Pass)を建設したアンドリュー・ゲッデス・ベイン(Andrew Geddes Bain)と峠道建設の様子を紹介するコーナーや、ドラケンシュタインが果物生産地となったきっかけを作ったハリー・アーネスト・ビクター・ピックストーン(Harry Ernest Victor Pickstone)の紹介もあります。

Wellington Museum A.G. Bain Wellington Museum H.E.V. Pickstone

***** 基本情報 *****
・開館日:月~金曜日
・開館時間:8:00~16:00
・入館料:10ランド(大人) 5ランド(小人)
・webサイト:http://wellingtonmuseum.co.za/

地図 Wellington
(引用 ※01)



引用元:
※01 Openstreetmap




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