fc2ブログ
 
■プロフィール

Yoshi@Cape Town

Author:Yoshi@Cape Town
 
「Capetonianな暮らし」 ブログへようこそ!

南アフリカ共和国ケープタウン市に在住するCapetonian(ケープトニアン)です。観光ガイドもしております。こちらでは「Yoshi」と呼ばれています。1964年生まれ。岐阜県出身。東京にも30年くらい住んでいました。

自然の中で遊ぶことが好きで、日本では乗馬、ボートクルージング、魚釣り、パラグライダー、マイクロライトプレーンなどもしていました。こちらではあちこちにトレッキングルートがあるので、トレッキングも始めたいなと考えています。

皆さんからのご質問、コメント 楽しみにしています。

■リンクのご案内

◆Capetonianな暮らし

Facebookページ

Webページ
webページバナー ケープタウンの観光案内


他にもブログ書いてます。

◆南アフリカのオリーブ


Facebookページ


応援よろしくお願いします。

■カテゴリ
■検索フォーム

■最新コメント

■ご意見・お問合せ

名前:
メール:
件名:
本文:

■ブログ村 旅行ブログ

■RSSリンク
ワインランド ⑫
◆見どころ(フランシュフック)

フランシュフックは山に囲まれたこじんまりした町で、山の斜面にはブドウ畑が広がっています。

フランシュフックの町の展望
※フランシュフックの町の展望(Franschhoek Passより)

かつてはオリファンツフック(Olifantshoek)と呼ばれ、象などの野生動物たちが歩き回っていた谷間に、フランスから避難してきたユグノーたちがこの地に移り住み、十分な道具もない中で農地を開拓して町になりました。

現在は、ユグノーたちが開拓した場所としてフランスっぽい雰囲気を感じる町になっています。
ケープタウン市内と違って、のんびりとワイナリ巡りをしたり、レストランやカフェでゆっくりと過ごしてみてはいかがですか。

地図 Franschhoek
(引用 ※01)

●ワイントラム(セラーツアー)
フランシュフックにあるワイナリをトラムとバスで巡るツアーがあります。

Franschhoek Wine Tram Franschhoek Wine Bus

8つのコース(4つのコース x 正逆回り)の中から1つを選んで、トラムやバスを乗り継いで、訪れたいワイナリを巡ってきます。
ワイナリではワインのテイスティングや昼食を取ることができます。

ワインテイスティング① Franschhoek Wine Tram ワインテイスティング② Franschhoek Wine Tram

ツアーを使うと、ワインテイスティング料金の割引をしてくれるところもあります。

Tramからの風景① Franschhoek Wine Tram Tramからの風景② Franschhoek Wine Tram

自動車でワイナリに行くのと違って、トラムやバスに乗って行くとワクワクした気分になってよかったです。

***** 基本情報 *****
・開催日:毎日
・開催時間:9:00~17:00
・料金:270ランド(大人) 90ランド(17歳以下)
・webサイト:https://winetram.co.za/
※曜日によって、営業しているラインが限られていることがあるのと、込み合う時があるので、事前にチケットを購入しておいた方がいいです。(上記webサイトか、Tramのターミナル駅で購入可)

●ユグノー記念博物館(Huguenot Memorial Museum)
この博物館では、南アフリカにやってきたフランス・ユグノーたちの歴史を紹介しています。
ユグノーたちが母国フランスから脱出し、この辺境の地にたどり着き、根付いていった様子がうかがえます。

Huguenot Memorial Museum 外観 Huguenot Memorial Museum 展示物①

Huguenot Memorial Museum 展示物② Huguenot Memorial Museum 展示物③

敷地の中には、モニュメント(Huguenot Memorial Monument)や第一南アフリカ香水博物館(First South African Perfume Museum)もあります。

・モニュメント(Huguenot Memorial Monument)

Huguenot Memorial Monument

・第一南アフリカ香水博物館(First South African Perfume Museum)

First South African Perfume Museum 外観 First South African Perfume Museum 展示物①

First South African Perfume Museum 展示物③ KWVオーデコロン

色々な香水瓶や香水を作る装置の展示などがあります。
KWV(ワインランド⑪)が生産・販売していたオーデコロンも展示してあります。

この博物館のチケットは、通りを挟んで、博物館の反対側(横断歩道を渡った正面)にある別館(Annex)で購入してください。
別館にも様々な展示物を見ることができます。

Huguenot Memorial Museum Annex 外観

Huguenot Memorial Museum Annex 展示物① Huguenot Memorial Museum Annex 展示物②

***** 基本情報 *****
・開館日:火~土曜日(日月曜日休み)
・開館時間:9:00~17:00
・入館料:100ランド(大人) 50ランド(小人)
・webサイト:https://museum.co.za/
※トイレは別館にあります。

●フランシュフック自動車博物館(Franschhoek Motor Museum)
この博物館は、南アフリカの大実業家だったアントン・ルパート(Anton Rupert)氏がハウテン州(Gauteng)に交通博物館を設立して自動車の修復・保存プロジェクトを始めたことが最初で、収集した自動車の数が増え、現在はルパート一族の所有地の一角に移転されたものです。

Franschhoek Motor Museum 外観

博物館は4つの建物に分かれ、それぞれ自動車が20台づつ展示されていて、定期的にテーマを変えて展示車両を変えているそうです。

Franschhoek Motor Museum 館内

Ford Model T Franschhoek Motor Museum Rolls-Royce Silver Ghost Franschhoek Motor Museum

ここの自動車は、単に置いてあるだけではなく、実際に運転できる状態にメンテナンスされ、館内も温度・湿度の管理をされているそうです。
全部ではありませんが、ナンバープレートをつけてライセンス・ディスク(登録証)の更新もされていて、すぐにでも公道を走れる状態のものも多くありました。

日本車 Franschhoek Motor Museum

日本車が見当たらないなと思っていたら、ホンダのNSXとマツダのコスモスポーツ(ロータリーエンジン)が展示されていました。

この博物館では自動車を見るだけでなく、運転手が運転するクラッシックカーに乗って敷地内を走るアクティビティもあります。(要予約)

***** 基本情報 *****
・開館日:毎日(Good Fridayとクリスマスを除く)
・開館時間:10:00~17:00(月~金) 10:00~16:00(土日祝日)
・入館料:80ランド(大人) 40ランド(12歳以下)(下記webサイトからのみチケット購入可:日にちと時間指定必要)
・webサイト:https://www.fmm.co.za/


●ドラケンスタイン刑務所(旧ビクター・ヴェルスター刑務所)
前大統領だったネルソン・マンデラ氏が収容されていた刑務所です。
彼は許可なく国外に出国したという理由で1962年に逮捕されてプレトリアの刑務所に収監された後、1963年から行われたリヴォニア裁判の中で、彼は国家反逆罪で終身刑を宣告されました。(1964年6月14日)
その後ロベン島の刑務所に移されました。
マンデラ氏は1982年までロベン島の刑務所で過ごし、その後、ポールスモア刑務所というところに移され、1988年に結核を患った後、この刑務所に移りました。
1990年2月2日、当時の大統領だったF.W.デクラーク氏のアパルトヘイト放棄の宣言を受け、マンデラ氏は2月11日にこの刑務所から解放されました。

自由への長い道のり像

刑務所の入り口にあるこの像は、「自由への長い道のり」像(Long Walk to Freedom Statue)と呼ばれ、マンデラ氏立会いのもと、除幕されました。

●フランスの地名
フランシュフックには、今でもフランスの地名がつけられたワイナリや通りがあります。
それらを探して回るのも面白いかもしれません。

フランスの地名① Franschhoek フランスの地名② Franschhoek

フランスの地名③ Franschhoek フランスの地名④ Franschhoek



引用元:
※01 Openstreetmap




にほんブログ村 旅行ブログへ
スポンサーサイト



テーマ:南アフリカ - ジャンル:海外情報

ワインランド | 17:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
ワインランド ⑪
●KWVの設立
P.J. ハノン(P.J. Hannon)や、レイモンド・デュボア(Raymond Dubois)が協同組合型ワインセラーを提唱していた同じ頃、チャールズ W.H. コーラー(Charles W.H. Kohler)という人物が、1907年、南アフリカのワイン産業の保護と成長促進を目標に掲げた「植民地ワイン農家・ワイン商人協会」(Colonial Wine Farmers and Wine Merchants’ Association)を設立しました。

C.W.H Kohler
※チャールズ W.H. コーラー
(KWV Emporium展示物より)

コーラーは、ドラケンシュタインで育ち、パールで歯科医をしていましたが、1880年代に始まったゴールドラッシュでヨハネスブルクに移り住み、財を築きました。
その後、健康上の理由で引退し世界を旅していましたが、再びドラケンシュタインに戻って農場を購入し、ワイン生産を始めました。
彼は豊富な資金を使って高品質なワインを生産し、古くから営んできたワイン生産者よりも高い価格でワインを売るようになりました。

コーラーはハノンやデュボアが考えるのと同じように、協同組合を作ることがワイン産業の不安定さを改善できる方法だと確信していました。
彼は植民地ワイン農家・ワイン商人協会を通し、農民たちを集めて果実栽培やワイン醸造に関してディスカッションをしたり、実践的なデモンストレーションをするなど、熱心に教育を行いました。

同じ頃、国内戦争(第二次ボーア戦争:1899年~1902年)や第一次世界大戦(1914年~1918年)の影響があり、かつてないほどの価格暴落が起きました。

コーラーは、地域ごとの小さな協同組合がばらばらに活動するのではなく、全国的にまとまって組織的に活動させようと、1916年に各地域の代表者を集めて「南アフリカブドウ栽培協同組合連合会」(Co-operative Viticultural Union of South Africa)という組織を発足させました。

この組織の中で作成された計画・会則を持って各地のワイン農家を回り、組織への加入を呼びかけました。
この計画・会則は農家たちに受け入れられ、翌年末までに全国のワイン農家の90%以上から加入の署名を受け取ることができました。

こうしてコーラーは1918年の初めに「南アフリカワイン生産者協同組合協会」(KWV:Koöperatieve Wijnbouwers Vereniging van Suid-Afrika, Beperkt)という組織を発足させました。

KWV本社
※KWVの本部

KWVが発足されるとワイン商人たちと交渉し、ワインやブランデーの価格の安定化に努めました。
また同じ年に第一次世界大戦が終了したことで消費量の増加があり、価格の上昇もありました。

一時期ワイン商人の投機的な活動が原因で価格が下がりKWVの不信を招くこともありましたが、政府に働きかけることによって、蒸留用ワインの価格を管理する権限をKWVに与えるワイン・スピリッツ管理法(Wine & Spirit Control Act)が1924年に成立され、価格の暴落を引き起こす商取引を抑制させることができました。

その後KWVは余剰ワインから造られたブランデーを熟成させるための巨大な貯蔵庫(セラー)をパールに建設して海外向け(特にイギリス向け)にブランデーを輸出し始め、さらに近代的な設備と技術の導入や、シェリー酒やブレンド赤ワイン、オーデコロンの新商品開発、ワインを楽しむ文化を広めるワインハウスの設立、ワインの原産地証明など多様な活動に関わり、南アフリカのワインやブランデーのブランド向上に大きく貢献しました。
(KWVは1997年に協同組合から株式会社に変わりました)

KWVのワイン KWVのブランデー

KWVオーデコロン KWVオーデコロンの広告
(オーデコロンは第一南アフリカ香水博物館展示物より)
(オーデコロンの広告はKWV Emporium展示物より)

●品質の向上とブランドの確立
1940年頃になると協同組合型ワインセラーの仕組みも定着し、ブドウ生産者は地域ごとの協同組合に所属して、組合のワイン醸造設備やワインセラーでワインの生産・貯蔵をし、販売するようになりました。
ワインの販売は最初は組合が一括して行っていましたが、ブドウ生産者ごとに瓶詰めして自分のラベルを貼って販売するところも出てきました。(「ワインセラー」式ワイン)

第二次世界大戦(1939~1945年)後、ヨーロッパの伝統的なワイン生産国から実践的な知識や経験を得たり、科学技術の発展による近代的な設備の導入で、ケープで生産されるワインの品質は劇的に向上しました。
また、品質が向上したことで、従来生産されていたフォーティファイド・ワイン(ブランデーを添加した酒精強化ワイン)ではなく、テーブル・ワイン(食事をしながら飲む一般的なワイン)の生産も1950年代から始まり、白や赤、甘口や辛口など、多様なワインが造られるようになり、消費量も飛躍的に増えました。

スーパーに並ぶ南アフリカ産ワイン
※スーパーに並ぶ南アフリカ産ワイン

1960年代からは、大きな資本を持った個人や企業が農場を持ち、自前の醸造設備やワインセラーで生産する「エステートワイン」も現れ始め、人々がワインや食事を楽しむためにステレンボッシュやドラケンシュタイン地域を含むワインランドに足を運ぶようになりました。




にほんブログ村 旅行ブログへ

テーマ:南アフリカ - ジャンル:海外情報

ワインランド | 17:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)